ドバイでも圧倒的な存在感!
「ピジョン」が絶賛される要因4つ

ここドバイでは「道を歩けば子どもに当たる」
と言いたくなるほど、子どもをよく見かけます。

アラブ首長国連邦全体で
14歳以下が20.7%と若年人口が多い当地で、
実は今“日本製のベビー用品”が人気なことをご存知でしたか?

中でも日本の代表的ベビー用品メーカー
『ピジョン株式会社(以下、ピジョン)』の商品は、
ドバイでも絶賛されています。

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アパレル・美容など欧米ブランドが幅を利かせる当地で、
なぜ日本のベビー用品が注目されるのでしょうか?

色々調べた結果分かった人気の要因を、4つご紹介します。

          
1:手頃な価格
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競合と比べて、低〜中所得者の手が届く価格設定なのが一つ目の要因。
移民が多いドバイは、所得格差が大きいことが背景となっています。
例えば哺乳瓶(単品)の価格帯が
『ピジョン』が24〜36ディルハム(約770〜1,155円)のところ
『NUK』が30〜33ディルハム(約1,170〜1,072円)
『Phillips AVENT』が49〜56ディルハム(約1,592〜1,819円)。

          
2:品質の良さ
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人気要因の2つ目は、品質。
ローカルの人気ショッピング・サイトで
高評価の商品レビューを見て購入する人が少なくありません。

例えば『鼻吸い機 お鼻すっきり』という商品は
「日本のものづくり精神を感じる最高傑作。
鼻にあたる部分が他社商品よりソフト」という声が。
哺乳瓶についても「他社商品ではミルクが漏れるが、これは絶対漏れない」

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このように、競合の商品と比較しクオリティの高さに感心して
『ピジョン』のファンになるケースが多いです。
          

3:多店舗に展開

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日常生活圏で多店舗展開し、人目につきやすいのが次の要因。

こちらで主流のハイパーマート(家電から食品まで何でも揃うスーパーマーケット)や
薬局で、『ピジョン』の商品を見ないことがありません。
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調査の限りでは特に目立つ広告が見受けられないものの、
上記の場所ではかなり大きなスペースを占めて商品が陳列されています。
          

4:メイド・イン・ジャパンのイメージ
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既存の“日本製の良きイメージ”が
『ピジョン』人気を後押ししていることが4つ目の要因 。
    
自動車や電化製品、また日本から輸出される
イスラム教の衣装用の高級生地などから“日本製=安心”
というポジティブなイメージが一般的に浸透しています。
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これが『ピジョン』の商品を実際に使ってみて
「やっぱり日本製は違う」との評価をバックアップしています。
以上ですが、人口の4割が若年となる
MENA(中東・北アフリカ)市場のハブであるドバイは
ベビー用品販売のビジネス・チャンスがあると言われています。
        
筆者は個人的に『ピジョン』の
ベビー用洗濯洗剤を愛用していますが、
ベビー用品には“安心感”が高いものを使いたいのが親心。
        
競合に勝る “安心感”をアピールすることで、
まだまだ色々な日本製ベビー用品の
市場参入ポテンシャルがあるように見えてなりません!
    
■ 参考
1) ピジョン株式会社
http://www.pigeon.co.jp/

2) Pigeon Middle East
http://www.pigeonarabia.com/

3) Mumzworld
http://www.mumzworld.com/en/

4) desertcart
https://www.desertcart.ae
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Texted by 舞スーリ
ドバイ在住のフリーランス・ライター
人と人をつなげるのが好き。
名取の琴、着物を通じ世界中で異文化交流を幼少より実施。
現在、4カ国目の海外暮らし。
ちょっぴり人見知りなのに、世界中に友達がいることが自慢。
グローバル企業での国内外勤務経験から、
比較文化の視点をライティングに生かす。
知っているようで知らないドバイと日本の架け橋となり、
記事を通じて沢山の人とつながりたい!
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